2015年1月12日月曜日

復活のkobo mini

5.3インチ以上のディスプレイを持つ端末を会社に持っていけなくなったので、取り急ぎkobo miniを復活させました。
kobo gloを買ってから使っていなかったので、1年3ヶ月ぶりくらいの登場です。

まずはリセットして、内蔵のmicroSDを32GBのものと交換します。
最初から刺さっているmicroSDを「DD for Windows」で書き出して、32GBのmicroSDに書き込んで、「MiniTool Partition Wizard」でFAT32領域を空き領域全部に拡張します。
これで1GBくらいしかないkobo miniのデータ領域が30GB弱に拡大します。

国内でkobo mini用に提供されているファームウェアは2.6ですが、海外に行けば3.4.1があります。
ファームウェア自体はkobo glo用と共通なので入れれば動くはずですが、kobo mini用に最適化されている最新版が3.4.1です。

kobo mini用のファームウェア3.4.1は以下からダウンロードできます。

http://download.kobobooks.com/firmwa...date-3.4.1.zip

手動アップデートは落としてきたファイルを解凍して、kobo miniをPC接続して「.kobo」フォルダに入れて、kobo miniを再起動するだけです。

最新ファームを使うと、日本語の外字が常に最大サイズになる不具合がありますが、それ以上に動作の不具合が改善されるので、入れる価値があります。

ファームウェアをアップデートしたら、「.kobo/Kobo/Kobo eReader.conf」を編集します。
編集できる項目はいくらでもありますが、とりあえず必要なところだけ追加します。

・フルスクリーン設定を表示する。
[FeatureSettings]
FullScreenReading=true
※[FeatureSettings]がなければ[FeatureSettings]も追加する。場所はどこでもいい。

追加すると、隠し機能である「フルスクリーン表示」が「読書設定」に現れます。
オンにすると、上下の無駄な余白が減ります。

・画面のフラッシュ(全面書き換え)を減らす。
[Reading]
numPartialUpdatePageTurns=99

通常最大6ページ毎までしか選択できないフラッシュを99ページ毎に変更します。残像が気になることもありますが、ラノベの場合イラストページでフラッシュするので99ページまで行くとことはまずありません。
また、電池の持ちがあまり良くないkobo miniとしては、電池の持ちが改善される効果が大きいです。

・フォントのウェイト、シャープネスを変更する。
[Reading]
readingFontSharpness\default=-0.02
readingFontWeight\default=0.52

日本語書籍だとフォントのウェイトやシャープネスを変更できないのですが、設定に直接書けば変更できます。
通常のままだと「ドキュメントデフォルト」フォントが恐ろしく見にくいのですが、上記の設定にすることでまずまず見られる感じになります。カタカナの「ミ」だけは諦めましたが。
なお、他のフォントでウェイトやシャープネスを変更する場合は、上記のdefaultを「readingFontFamily=」のフォント名に変更します。

書籍データのダウンロードは無線LAN経由だといつまでかかるかわからない(8GBくらいある)ので、PCアプリから転送することにします。

あと、FW3.4.1は本を「読書中」や「未読」で絞り込む機能がない(!)ので、事前にそれまで使っていたkobo auraで「読書中」と「未読」だけ集めたコレクション(「未読」にしました。)を作成して同期しておきます。
後はkobo miniでその「未読」コレクションを維持していけば、絞り込めない不利は解消できます。


絶対に出ないと思いますが、kobo mini2が出るなら、フロントライトだけは装備して欲しいですね・・・。

2015年1月5日月曜日

休暇が明けて会社に行ったら大変なことが起きていた件

年末年始の休暇を終えて会社に出勤したところ、早々に文書が回覧されてきました。

「私有パソコン持ち込み規制強化のお知らせ」

嫌な予感がします。
うちの会社は数年前に社員が盛大に個人情報を漏洩したせいでWindowsとかOS XとかLinuxとかが載ってるPCはもちろん、iPad(ぽいもの含む)すら7インチ以上の画面があれば持ち込み禁止です。

最近は規制を5インチ以上のディスプレイがある端末全部まで広げるという噂はありましたが、実行されていませんでした。
その規制が今朝出勤したら始まっていました。一応、今日言ったので今日まではセーフらしいです。

で、肝心の規制の内容です。
おおまかに言うと3点で、どれか一つでも引っかかるのは持ち込み禁止になりました。

1:5.3インチ以上のディスプレイがある端末
2:WindowsなんちゃらというOSが搭載されている端末
3:パソコンっぽいキーボードがある端末

回覧の後ろに規制される代表的な端末リストが載っていました。
リストの一番最初にiPhone 6 Plusが来ているあたり、相手も本気のようです。そして、買った人はご愁傷さまです。明日からどうするんでしょうか。

Android端末で画面が大きめなのは全部載ってました。初代Galaxy Noteがリストの中で一番画面が小さいようです。5.3インチ以上ですな。

電子辞書でもSHARPがWindowsCE搭載モデルを出していたのがしっかり載っています。SIIのAndroid搭載モデルも載ってます。

ポメラはキーボードが引っかかったようで、全部載ってます。

国内で正式発売された唯一のWindows PhoneであるIS12Tは古いためか載ってませんでした・・・。

最後に、Fireシリーズに混じってKindle paperwhiteが載ってます。たしかにディスプレイは6インチですね。
今までは「まともに問い合わせたら多分黒のグレー」という扱いだったのですが、はっきり黒になってしまいました・・・。

というわけで、類似機種(知らん人から見りゃ同じものでしょう)のkobo auraやReader PRS-T3も同じくアウトですねー。
もちろん、BOOX C67MLもです。Androidなんで議論の余地もないですね。


こうして会社に持っていけるのは、5インチディスプレイのkobo miniとReader PRS-350だけになってしました。
PRS-350はPRS-T3とさして変わらないので我慢できます(解像度とEPUBを開く速度は厳しいです)が、kobo miniはさすがにきついですねー。バージョン2.6系でアップデートが止まっているのが痛いです。

2015年1月1日木曜日

BOOX C67MLに各種電子書籍アプリを導入する

BOOX C67MLにGoogle Playを導入したので、Google Play経由で各種電子書籍アプリをインストールしてみます。


・BOOK☆WALKER
ログイン時の同期設定の文字が見えない(あとで変更可能なので実害なし)以外は問題ありません。ブラックアウトが長いのはBOOX C67MLに限らず、Android共通の症状のようです。
データの保存先が任意で指定できるので、SDカードを有効に活用できます。
文字ものの本を読む場合はフォントサイズを120%以上にしないと、文字のかすれが目立ちます。

・honto
先日のとおり、XMDFは謎の帯が出ますが、読書に問題はありません。オフラインだと、いちいち「同期失敗」が出るのがちょっとうざいです。

・kindle
インストールできて起動はするのですが、全体的に挙動が怪しいです。フォントを変えたり、フォントサイズを変えた時に特に挙動不審です。(LINK2SDのせいかも?)
ホームに戻ってもプログラムが起動しっぱなしになっいて、落とすのにタスクマネージャーが必要になります。
そもそも、Androidアプリの制約でkindle端末やiOS端末で作成したコレクションが参照できないのですごく使い勝手が悪いです。

・Reader
普通に動作しますが、LINK2SDを使わないとデータをSDカードに保存できないのが難点。
ホームに戻ってもプログラムが起動しっぱなしになっいて、落とすのにタスクマネージャーが必要になります。

・kobo
新バージョンはインストール出来ません。検索で出てこないからおかしいと思った・・・。
旧バージョンをインストールしようとしても、日本向け版が入りません。build.propの言語や地域を変えてもダメなので、「ro.build.fingerprint」をいじらないとダメそうです。


というわけで、完全に不具合なしとはいかないものの、BOOK☆WALKER、honto、Readerはなんとか使えるレベルです。
kindleは素直にpaperwhite使ったほうがいい感じで、koboは論外ですね。APKを拾ってくれば入りますが。