kobo gloを買ってから使っていなかったので、1年3ヶ月ぶりくらいの登場です。
まずはリセットして、内蔵のmicroSDを32GBのものと交換します。
最初から刺さっているmicroSDを「DD for Windows」で書き出して、32GBのmicroSDに書き込んで、「MiniTool Partition Wizard」でFAT32領域を空き領域全部に拡張します。
これで1GBくらいしかないkobo miniのデータ領域が30GB弱に拡大します。
国内でkobo mini用に提供されているファームウェアは2.6ですが、海外に行けば3.4.1があります。
ファームウェア自体はkobo glo用と共通なので入れれば動くはずですが、kobo mini用に最適化されている最新版が3.4.1です。
kobo mini用のファームウェア3.4.1は以下からダウンロードできます。
http://download.kobobooks.com/firmwa...date-3.4.1.zip
手動アップデートは落としてきたファイルを解凍して、kobo miniをPC接続して「.kobo」フォルダに入れて、kobo miniを再起動するだけです。
最新ファームを使うと、日本語の外字が常に最大サイズになる不具合がありますが、それ以上に動作の不具合が改善されるので、入れる価値があります。
ファームウェアをアップデートしたら、「.kobo/Kobo/Kobo eReader.conf」を編集します。
編集できる項目はいくらでもありますが、とりあえず必要なところだけ追加します。
・フルスクリーン設定を表示する。
[FeatureSettings]
FullScreenReading=true
※[FeatureSettings]がなければ[FeatureSettings]も追加する。場所はどこでもいい。
追加すると、隠し機能である「フルスクリーン表示」が「読書設定」に現れます。
オンにすると、上下の無駄な余白が減ります。
・画面のフラッシュ(全面書き換え)を減らす。
[Reading]
numPartialUpdatePageTurns=99
通常最大6ページ毎までしか選択できないフラッシュを99ページ毎に変更します。残像が気になることもありますが、ラノベの場合イラストページでフラッシュするので99ページまで行くとことはまずありません。
また、電池の持ちがあまり良くないkobo miniとしては、電池の持ちが改善される効果が大きいです。
・フォントのウェイト、シャープネスを変更する。
[Reading]
readingFontSharpness\default=-0.02
readingFontWeight\default=0.52
日本語書籍だとフォントのウェイトやシャープネスを変更できないのですが、設定に直接書けば変更できます。
通常のままだと「ドキュメントデフォルト」フォントが恐ろしく見にくいのですが、上記の設定にすることでまずまず見られる感じになります。カタカナの「ミ」だけは諦めましたが。
なお、他のフォントでウェイトやシャープネスを変更する場合は、上記のdefaultを「readingFontFamily=」のフォント名に変更します。
書籍データのダウンロードは無線LAN経由だといつまでかかるかわからない(8GBくらいある)ので、PCアプリから転送することにします。
あと、FW3.4.1は本を「読書中」や「未読」で絞り込む機能がない(!)ので、事前にそれまで使っていたkobo auraで「読書中」と「未読」だけ集めたコレクション(「未読」にしました。)を作成して同期しておきます。
後はkobo miniでその「未読」コレクションを維持していけば、絞り込めない不利は解消できます。
絶対に出ないと思いますが、kobo mini2が出るなら、フロントライトだけは装備して欲しいですね・・・。